2014年8月21日木曜日

完・店長田中の事。

なんか3回にも分けて引っ張ってしまった店長田中のこと。今回で終わります。もう少しだけお付き合いください。

漠然と、韓国に関わる事、食に関わる事が何か出来ないかとずっと思って居るだけではなく、そろそろ何か本当に形にしたいなと思った時に母の言葉が耳に入ってきた様に思います。

もともと母は、姉を癌で亡くし、自分自身も癌を患い克服していますので、生きると言う事への精神的な事、身体の事、もちろん食について、この世に命を授かった事自体の意味など、身をもって色々とリサーチし続けているので説得力があります。西洋医学には極力頼らず、自然治癒力で、自分で自分の身体を治すと言う理念を徹底している人です。

残念な事に日本では塩田を法律で廃止し、化学的に精製した塩を作り売っているのに関わらず、沢山取ってはいけない悪いモノと言った認識を植え付けている矛盾した現状があります。家族の中で、いち早く本当の塩の大切さを知っていた母は「こつこつと。」の塩となる塩を取り扱う方とコンタクトを取り、買付を始めていました。

韓国の塩田

それを知っていた私はと言うと、もちろん化学的に作られた塩は身体に良くない事は解るけど、実際に母が買い付けているその塩が他と何が違うのか?正直、よく解っていませんでした。割と、いやかなり疑り深い性格なので、納得するまでに結構、時間がかかりました。でも、まず食べてみた時の衝撃は今でも忘れられません。「こつこつと。」の塩を食べて下さった方が皆さん仰って下さるように、「まろやかで美味しい!」沢山かけたらしょっぱいとか、身体に悪いと言う先入観があるので、なんか舐めてみるまで怖い気持ちがあったのですが、みなさんも舐めて頂いたら、なるほどなと思って頂けると思います。

確かにこの塩は凄そうだなと思い始め、どんな塩なのか確認していくと、なんと韓国の塩田で伝統技法を守りながら作っている塩だと言うではありませんか。しかも、母の思いから2011年5月5日のスーパームーンの日から特別に作ってもらっている塩だと言う事を知ります。まだまだ塩については素人同然の私ですが、塩の事を調べれば調べるほど、この塩は確かに物凄く貴重だと言う事がわかり、少しずつでも塩の大切さを伝えて行きたいと思い始めました。しかも、スーパームーンの日に塩を作れる奇跡、限りのあるものとしり、大切に販売していく事を決意しました。




それからは仕事を辞めて、今まで全く経験のない世界へ。わからない事の連続で、屋号を考えたり、商品ラベル製作、サイトの制作に試行錯誤しながら、ここでも友人の力を借りて、半年以上も時間がかかりましたが、ようやく韓国に関わる、食の仕事、「こつこつと。」のサイトをオープンさせることが出来ました。こんな感じで店長田中も誕生したわけです。

まずは、こつこつと。の塩が一人でも多くの人に食べてもらえる事を目標に。少しずつでも、丁寧に、身体にとって、この地球にとって本当に良い物を見極めて紹介させて頂ければと思います。まだまだ未熟な店長ですが、これからサイトを通じて、また色々な場を通じて、お付き合い頂ければと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

食いしん坊 台湾・食の旅での1枚です



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